山形県上山市のお客様に骨董品売却依頼を頂き、古陶器の置物で辰砂の花瓶をお譲り頂きました。
売却例の説明
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このお客様は先々代のお爺さんが日本の 古陶器 や 中国美術 の古陶器を集めるのが好きで沢山残されておりましたが、殆ど売却されて二~三点残っており写真をお送り頂き売却依頼を頂きました。このお客様のお住まいは山形県上山市にお住まいですが、近くには骨董店も無く古美術やかたのホームページをご覧になり売却依頼を頂きました。同じような品物をインターネットで販売しており参考にしてお引き取り価格を提示させて頂き、宅配でお譲り頂きました。
この辰砂の花瓶の時代は日本で言えば、江戸時代の 陶磁器 で、中国の時代では、明時代の末頃の作品です。しかしこの作品は時代がそれほど古くなく、明治時代頃に作られた作品だと思われます。この様な作品でも、本歌の名品と言われる品物が少なく、結構高価買取させて頂きます。共箱や合わせ箱はありませんが、傷割れ等無く、保存状態 も良くお譲り頂きました。このような中国美術の作品は、アジアのお客様に人気があり、高価買取させて頂きます。
辰砂について少し説明させて頂きます。辰砂(しんしゃ、英: cinnabar)は硫化水銀(II)(HgS)からなる鉱物です。別名に賢者の石、赤色硫化水銀、丹砂、朱砂などがあります。日本では古来「丹(に)」と呼ばれた。水銀の重要な鉱石鉱物。不透明な赤褐色の塊状、あるいは透明感のある深紅色の菱面体結晶として産出します。『周禮』天官冢宰[1]の鄭注に「五毒、五藥之有毒者」のひとつにあげられる[2]など、中国において古くから知られ、錬丹術などでの水銀の精製の他に、赤色(朱色)の顔料や漢方薬の原料として珍重されています。『史記』巻128貨殖列伝[3]には、「巴の地方にいた清という名の寡婦は、先祖が丹穴を手に入れたことで、数世代にわたり巨利を得ていた」(而巴寡婦清、其先得丹穴而擅其利數世)と、辰砂の発掘地を見つけた人間が巨利を得た記述があります。