茨城県のお客様ですが茶道具売却依頼で煎茶道具や抹茶道具、また永楽善五郎の茶碗や陶磁器の花入の写真をお送り頂き、お譲り頂けない諸道具も沢山ありましたが、当店で販売出来る品物だけ茨城県の古河市より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が8枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。永楽善五郎の茶碗で、ご覧のように状態の良い茶碗です。茶道具 で一番大切な事は、品物が綺麗な事で、保存状態 も良い品物が高価に販売や買取をさせて頂けます。最近ではコロナ禍で回し飲みの 茶会 が開かれず、茶道具の価格が暴落しております。特にこの永楽善五郎の作品は沢山出回り、買取価格の相場も安くなっております。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように状態の良い品物です。茶碗の内側まで絵が描かれていて、一年中使える茶道具は高価にお引き取り出来ます。
永楽善五郎は 京焼 の 家元 の一つで、骨董品や茶道具を多く制作しています。千家十職 の一つ「土風炉・焼物師」であり、代々土風炉(どぶろ)、茶碗 などを製作。初代から九代までは西村姓を名乗り、主に土風炉を製作していました。善五郎の土風炉には素焼きの器に黒漆を重ね塗りしたもの、土器 の表面を磨いたものなどがあります。十代以降は永樂姓を名乗り、土風炉に加えて茶陶を製作。正式な改姓は得全が 襲名 した1871年です。千家十職の中には同じく茶碗を作る 著名 な作家で樂吉左衛門がいるが、善五郎は主に 伝世品 の写しなどを作っており、楽焼のみの樂家とは住み分けがなされています。十三代は2人で、当代は十七代です。
このお客様のご事情は、何代も続いた茨城県のお客様で、先々代が残された 諸道具 や骨董品の整理をされておられましたが、どの品物が骨董品なのか茶道具なのか、高価な品物か安価な品物かも分からず、専門の骨董店ならと思われ、インターネットで当店のホームページをご覧になり、沢山品物を販売しているので、ご相談のメールを頂きました。遠くのお客様ですが、沢山の写真をラインでお送り頂き、練習用の逸品が多かったので、お引き取り価格も安価な品物が殆どでしたが、永楽善五郎の茶碗があり先に品物を紹介させて頂きます。