買取実績 buy

骨董品売却依頼で大阪のお客様より掛軸の一行書や水墨画を、大阪でも近くの枚方まで出張させて頂き、数本お譲り頂きました。

売却例の説明
写真が8枚あります。くわしくはこちら

このお客様のご事情は、最近では高齢のお客様が子供達に迷惑をかけないように、元気な間に身辺の要らない物の整理をされるお客様が多くあり、骨董品や茶道具の売却依頼を頂く事がよくあります。このお客様は以前に大阪のデパートの外商から買われた品物も残っており、子供達も要らないと言い、この際売却しようと当店にメールに写真を添付して売却依頼のご相談を頂きました。お隣の大阪の枚方市からお問い合わせを頂き、近くなので出張させて頂きました。確かに最近の子供さん達では分からない掛軸や水墨画が多くあり、買取させて頂きました。

この 逸品茶の湯 では特別人気の高い 一行書 の 掛け軸 です。この一行書は 大徳寺 の宙寶和尚の作品で、共箱 が付いております。昔の逸品で 保存状態 が少し悪い作品ですが著名な作家の作品なのでお譲り頂きました。表具も昔の古裂で施されており趣のある逸品です。著名 な作家や 高僧 が書かれた作でなくても、昔の面白い書体で禅語が書かれていれば 墨蹟 として人気です。観光で来られたお客様やお土産感覚で買い求められるお客様も多くおられ、無銘の作品でも面白ければ買取させて頂けます。

茶道具の一行書の掛軸なので茶の湯の世界を簡単に骨董店から説明させて頂きます。お抹茶の世界は、茶道の最初は、千利久から始まり、千宗旦の時代頃に 裏千家表千家、や三千家が作られて行きました。また、小堀遠州を祖とする大名好みの豪華、唯美的な一流派、遠州流や表千家 7代如心斎の門下の川上不白 (1716~1807) を祖とする茶道流派の一つです。それぞれ流派の決まり事や、作法の違いや、特徴はありますが、大きく茶の湯、と解釈すると同じような目的や志が見えてきます。お煎茶の世界も同じでいろいろの流派があり、それぞれの流派のお 家元 がおられ同じような事が言えるでしょう。お茶の世界では、お軸は、禅語が好まれ、お茶室の正面に掛けられる一行書は一番大切なお軸です。現在の禅宗の僧や、昔の高僧、また歴代のそれぞれのお家元が書かれたお軸も多く使われます。お道具は、それぞれのお家元の 書付 のあるお道具や、お家元の自作のお道具、また歴代の昔のお家元の作品は一般的に高価に取引されています。

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