買取実績 buy

中国美術の印材や玉の骨董品売却依頼を頂き、宅配で東京の渋谷区のお客様にお譲り頂きました。

売却例の説明
写真が6枚あります。くわしくはこちら

先に品物を紹介させて頂きます。この印材は、寿山石で出来た作品です。細部まで丁寧に彫られており、昔の職人の彫る技法が施された品物です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。このような印材は買取させて頂きます。この石でも透明度が高く、もう少し時代も古い石なら高価買取出来る 逸品 もあります。骨董品茶道具 の 掛け軸 に押されている 花押落款 もこのような印材を使われています。

印材 ( いんざい )。印章を彫るための素材で、金属・牙骨・石・植物素材・陶磁などがあります。元明の時代に印章石が発見され、中国篆刻時代が始まりました。それまで書家が自分には彫れなかったものが、自らの表現を実現できるようになったからです。また石自体の豊富な種類、文様や色彩、独特な手触り。またその希少性から軟宝石(やわらかい宝石)としてコレクションの背景になったようです。福建省寿山の田黄(でんおう)石は、同量の金より数倍から数十倍の価格が付いたといわれます。

このお客様のご事情は、この国はシルクロードの東の端に辺り、島国ですが面白い逸品や 唐物 の素晴らしい作品を拝見する機会がよくあります。思わぬ地域で素晴らしい 名品 とも出会え、売却依頼は楽しい仕事です。このお客様も中国美術の印材や玉を持っておられ、当店ではホームページでも多くの中国美術の品物を販売しており、東京の表参道にお住まいですが古美術やかたのホームページをご覧になり売却依頼を頂きました。写真をお送り頂き、お引き取り価格を決定して宅配でお譲り頂きました。

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