茶道具売却依頼で和歌山県新宮市まで出張させて頂き、茶釜や抹茶道具をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が9枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。材質は鉄製で、蓋は 銅器 で出来ており、時代は江戸時代のものだと思われます。共箱 も綺麗で釜師の作家の作品で丁寧に作られた、日本の昔の 職人技 が見られる 逸品 です。全体的に 重量感 があり、ご覧のように面白いデザインの釜です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。採光の加減で白く光っておりますが、写真をご覧のように、保存状態の良い品物で、水漏れ等無く現在使用可能で買取させて頂きました。雲龍釜(うんりゅうがま)は、茶の湯釜の形状のひとつで、雲に乗って昇天する龍を胴に鋳出した釜です。雲龍釜は、胴に雲龍文を鋳出してあるところからこの名があります。雲龍釜は、江戸時代の利休所持は大きいものは天明作、小さいものは芦屋作といわれ、高価買取させて頂きます。
お茶の世界を少し説明します。茶の湯 の世界を簡単に骨董店から説明させて頂きます。お抹茶の世界は、茶道の最初は、千利久から始まり、千宗旦の時代頃に裏千家、表千家、や三千家が作られていき、日本を代表する 骨董品 として残されています。また、小堀遠州を祖とする大名好みの豪華、唯美的な一流派、遠州流や表千家 7代如心斎の門下の川上不白 (1716~1807) を祖とする茶道 流派 の一つ。である江戸千家、等々、それぞれ流派の決まり事や、作法の違いや、特徴はありますが、大きく茶の湯、と解釈すると同じような目的や志が見えてきます。お煎茶の世界も同じでいろいろの流派があり、それぞれの流派のお 家元 がおられ同じような事が言えるでしょう。お茶の世界では、お軸は、禅語が好まれ、お茶室の正面に掛けられる 一行書 は一番大切なお軸です。現在の禅宗の僧や、昔の 高僧、また歴代のそれぞれのお家元が書かれたお軸も多く使われます。お道具は、それぞれのお家元の 書付 のあるお道具や、お家元の自作のお道具、また歴代の昔のお家元の作品は一般的に高価に取引させています。茶道具の一般的なお話ですが参考までに書かせて頂きました。
古美術やかたは半世紀の50年近く営業実績があり、この間いろいろの事がありましたが、現在では、京都を始め、大阪や東京美術俱楽部で開催される競り市にも参加させて頂いております。また世界のオークション、クリスティーズの会員で年末年始には、ご挨拶に来店頂いております。多くの信頼あるメディアにも紹介され、最近では一日2~3軒の売却依頼を頂く事もよくあります。このお客様も古美術やかたのホームページで営業実績をご覧になり売却依頼のお電話を頂きました。当店ではホームページでも沢山の 茶道具 を販売しているので、また過去の販売実績も公開しているので安心して遠く和歌山県のお客様ですが売却依頼を頂いたのだと思われます。このお客様は新宮市にお住まいで、和歌山県でも南の端まで出張させて頂きました。