陶磁器の九谷焼で徳田八十吉の置物で花瓶の骨董品売却依頼を頂き、茨城県より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
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先に品物を紹介させて頂きます。三代徳田八十吉の 作風 が冴える逸品を紹介します。高台 内に「八十吉作」と 銘 があります。三代の特徴でもあるガラスのような透き通ったコバルトブルーが、際立っています。コバルトブルーと黄色のグラデーションが見事に施され、たいへん美しい作品ですね。このような、彼の 上手 の作品は高く評価させて頂きます。中でも特に、 古九谷 五彩の紺、紫、緑、黄、赤を、宝石のように美しいグラデーションを施した「耀彩」の 技法 で作られた、煌めくような作品が一番の高価買取対象作品となり、このような作品は 骨董品 や 茶道具 によくあります。このような 九谷焼 は江戸時代から続いておりますが、新興九谷は明治時代から始まり、このような著名な作家が生まれております。
三代徳田八十吉の説明をさせて頂きます。三代徳田八十吉は、重要無形文化財「採釉磁器」保持者の人間国宝で、九谷焼を代表する陶芸家です。紺系の色釉を中心に美しいグラデーションが表現され、彩釉、耀彩や独自の技法の逸品は高価買取させて頂きます。三代目徳田八十吉は、30代になって頭角を現し 陶芸 展や工芸展での 受賞 を重ねます。作風は鮮やかな群青色に強い個性があり、色の配色のみで作品を仕上げているのが特徴。色の配色や絶妙な濃淡を使い分て、深みを出し作品を仕上げる 技法「彩釉」を考案した。古九谷 釉薬 の4彩を組み合わせてグラデーション表現による「耀彩(ようさい)」ができる。1988年に三代目徳田八十吉を 襲名 した頃には、九谷焼 を代表する作家となりました。1997年には重要無形文化財「彩釉磁器(さいゆうじき)」保持者(人間国宝)に認定されました。
このお客様のご事情は、このご主人が結婚された時、長男なので父が、代替わりの記念にと貰われた作品だと話されていました。「部屋が狭くて売却しようとホームページを見て、同じような品物を販売されている古美術やかたさんに連絡させて頂きました。」とも話され、茨城県のお客様ですが同じような品物を販売している当店のホームページをご覧になり、売却依頼を頂きました。ゆっくりと、それらの品物について説明して頂き、買取価格を決定して宅配でお送り頂きました。