いろいろな作家の陶磁器の骨董品売却依頼を頂き、山形県山形市より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
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先に品物を紹介させて頂きます。時代は昭和初期頃の清水焼の銘々皿です。面白い形のお皿で、綺麗な秋草の 図柄 が描かれており、茶の湯 や 茶懐石 などで、陶磁器 の銘々皿としてお使い頂ける 逸品 です。割れや欠けも無く、未使用品に近い 保存状態 の良い品物です。京焼・清水焼は桃山時代からあり、骨董品や 茶道具 にもよくみられ、茶道具の茶の湯の流行とともに発展してきた 伝統工芸品 の一つです。織田信長や豊臣秀吉に仕えた茶で有名な千利休の指導のもと、長次郎が焼き始めた楽 茶碗 が本格的な京焼・清水焼の始まりと言われています。その後、野々村仁清・尾形乾山・青木木米などの名工達によってその技術 技法 が磨かれました。彼らの後継達は、時代の生活様式の変化に応じながら今日までその伝統を受け継いでいます。
京焼も同じような事が言えるので、京の都について少し話します。やはり、千年も都が続いた京の町、他の地区では経験の出来ない骨董業界のお話もあります。当店でも何年も続いた 老舗 の酒蔵のお蔵を買取させて頂いた折には、関西画壇の有名な同じ作家の若い頃の作品を五十点、百点とまとめて買取させて頂いたこともあります。やはり千年も続いた京の町、豪快なスポンサーがおられ、著名な作家が生まれて行ったのでしょう。現在の作品が残っております。
このお客様のご事情は、観光で祇園界隈を散策するついでに、ご自宅でインターネットで 諸道具 を販売している当店のホームページをご覧になり、ついで当店に立ち寄ろうと写真を持ってご来店頂きました。観光のついでに、宝珠山 立石寺の近くにお住まいですが、古美術やかたに来店頂いたようでした。写真でおおまかなお引き取り価格を説明させて頂き、ご自宅の山形県山形市に帰られ宅配でお譲り頂きました。