買取実績 buy

骨董品売却依頼で金谷五郎三郎の作品で、純銀製の金工作品の香道具を、青森県弘前市のお客様より宅配でお譲り頂きました。

売却例の説明
写真が23枚あります。くわしくはこちら
直径最大約 3.6cm 高さ約 10.1cm 重さ約 156g
台 直径約 4.4cm 高さ約 0.8cm

先に品物を紹介させて頂きます。金谷五郎三郎の作品で、材質は純銀製の金工作品です。香道具 の香箸立てです。竹を細部まで丁寧に模しており、象嵌細工の笹の葉は金と銅の合金の 赤銅 で出来ております。昔の 職人技 ならではの作品で小品ですが、さすが五郎三郎と思わせる 逸品 です。日本の骨董を代表する上品で雅な香道具の世界、そのなかでも際立つ 名品 です。大正時代から昭和初期頃の五郎三郎の作品で、銀の変色が見られますが、現状のまま販売しております。非常に綺麗な 共箱 が付いております。採光の加減で白く光っておりますが、写真をご覧のように、傷や凹み等無く 保存状態 の良い品物です。昔の 職人技 が素晴らしい 骨董品茶道具 は、高価買取させて頂きます。

日本の 金工作品 について少し説明させて頂きます。日本の金属作品の歴史は古く、弥生時代には鉄器と青銅器等が作られ、銅鐸、銅鏡も出来ました。飛鳥時代や奈良時代には、大仏をつくろうという天皇の呼びかけによって、金・銀・銅・鉄などの金属の鋳造技術や彫金細工の金銅仏の大仏ができました。平安時代には都の遷都もあり多くの職人が従事して日本の 金工細工 の技術が発展していきました。日本の江戸時代から明治時代、昭和初期にかけての金工作品は特に人気があります。中でも、江戸時代、明珍派の甲冑師たちがはじめた金工細工の 自在置物 は、すべて鉄で作られており本物そっくりに実際に動かせる優れた芸術品で人気があります。自在置物の彫金細工師には、明珍宗察、明珍宗安、明珍吉久、明珍宗清、明珍宗光などがいます。骨董品売却の際には数百万円で高価買取できる金工作品もあります。

このお客様のご事情は、今家を建て替えている真っ最中で、昔の家を取り壊していますが、見た事のない道具が沢山出て来て、一度見て下さいとお電話を頂きました。青森県の岩木山神社の近くのお客様ですが、古美術やかたのホームページをご覧になり、同じような品物を販売しているのでお電話を頂いたのだと思われます。拝見しないと分からないので写真をお送り頂き、説明をするのに当店のホームページを見て頂いて類似商品と価格を比較し、買取価格を決定させて頂き宅配でお譲り頂きました。

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