亡くなったお婆さんが古陶器のお国焼の愛好家のお宅より、骨董品売却依頼を頂き岐阜県の恵那峡近くまで出張してお譲りさせて頂きました。
売却例の説明
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先に品物を紹介させて頂きます。この作品は、明治時代に作られた作品です。内側には水墨で鶴亀の模様が丁寧に描かれており、上りの良い 陶器 です。簡単な作品ですが 保存状態 も良く、共箱 ではありませんが、合わせ箱の蓋裏には 書付 が書かれております。盃は、この作品の 図柄 のように盃はお目出たいときに使われる道具で、この逸品の図柄はまさにおめでたい図柄で、大切に 伝承 されてきた作品のように思われます。作家の作品で、丁寧に作られておりますが、著名な作家の作品でもなく、買取価格も安く、お求めやすい価格で販売しております。昔はこのようなお国焼が沢山あり、骨董品や 茶道具 に多く残っております。そのなかでも愛好家が沢山おられるお国焼は、高価買取させて頂きます。
盃について少し説明させて頂きます。昔から日本に伝わる 骨董品 の盃ですが、少し説明をさせて頂きます。盃の多くは、中心がくぼんだ皿状・円筒状で、皿部分の下に小さな円筒(高台)が付いている形状になっています。材質は、木に漆を塗った漆器製、ガラス製(切子等の装飾入りも)、金・銀・錫(ピューター)などの金属製、陶磁器 製、「かわらけ」とも呼ばれる土器製などがあり、大きさは様々です。盃は、通常、酒を飲むために使用されていました。日常の飲酒から、神道の結婚式や神事などフォーマルな席まで、色々な場面で使用されます。また、酒を飲む以外にも黒田節を舞うための道具、優勝した際に渡される賞品(トロフィー)、勲章・褒章などと共に授与される賜杯などとしても用いられます。
このお客様のご事情は、自宅には何も無いと思っていたのですが、コロナ禍で暇になり、家の中を整理していると、骨董品か茶道具か分かりませんが、いろいろな昔の 陶磁器 や 諸道具 が出て来て一度見て頂きたいと話され、LINEで写真をお送り頂きました。色々お聞きすると、ご自宅は岐阜県恵那市近くにお住まいで、近くには古美術骨董のお店も無く、当店のホームページをご覧になりLINEを頂いたようです。昔の 古陶器 なので当店では扱っていないリサイクルショップ向けの品物もありましたが、当店で販売できる品物だけお譲り頂きました。