青磁の古陶器を数点骨董品売却依頼を頂き、東京都八王子市のお客様より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
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先に品物を紹介させて頂きます。中国 青磁 です。時代はそんなに昔の作品では無く、釉薬 のジカンが楽しい青磁です。ご覧のように、七官青磁特有の釉薬のジカンが見られますが、これは、ひび割れでは無く、この品特有の様子で、七官青磁を真似て作られた作品です。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる箇所は無く、状態の良い品物です。最近では、青磁の 陶磁器 はアジアのお客様に人気があり、昔の作品なら高価買取対象の作品です。本歌の昔の陶磁器なら共箱や合わせ箱が無くても、買取価格には関係ありません。
青磁の 陶磁器 なので青磁について少し説明させて頂きます。胎土・釉薬に鉄分を含ませ、青緑色・灰青色・黄褐色に焼きあげた陶磁器のこと。起源は灰釉陶器で、漢時代に浙江省北部で完成されたといわれています。中国陶磁器 で必ず出てくるのが、青磁です。時代や生産地により、色合いや深味が違い、口で説明するには難しいことです。日本にも青磁は沢山ありますが、有名なのが三田青磁や鍋島青磁が有名です。本来の昔の青磁の簡単な説明をさせて頂きます。青磁の特徴的な青緑色は、釉薬 や粘土に含まれる酸化第二鉄が、高温の還元焼成によって酸化第一鉄に変化する事で発色します。色艶は全く異なりますが、酸化クロムの還元で発色させる物も青磁と呼ばれます。青磁 の陶磁透明感のある青緑色の磁器で、本来の中国で出来た14世紀頃の 逸品 なら非常に高価な作品で、日本の 茶道具 や 骨董品 によく見られます。李朝陶磁器や高麗青磁の売却は、古美術やかたにご相談下さい。
このお客様のご事情は、お爺さんが大切にしまわれていた作品が残っており、古美術やかたのホームページをご覧になり売却したいとお電話を頂きました。このお客様は東京都八王子市にお住まいですが、この亡くなられたお爺さんは、催事や催し市場で買われた品物で、お爺さんは安物買いで良い物は無いと思いますが、祇園の骨董店に査定して欲しいとお電話頂いたようです。品物の写真をお送り頂き、詳しく説明させて頂きました。納得頂いて宅配でお譲り頂きました。