陶磁器の備前焼の水指や抹茶道具の茶道具売却依頼があり、茨城県の牛久市のお客様で宅配買取でお譲り頂きました。
売却例の説明
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先に品物を紹介させて頂きます。この 備前焼 の 水指し はシンプルで面白い形で、図柄 も 釉薬 の変化が面白く、いかにも茶人が好きそうな作品で買取させて頂きました。明治時代頃から昭和初期頃の作品の様ですが、保存状態 も良く、割れや欠け等無く未使用品に近い作品で大切に使用されてきた水指です。共箱 ではありませんが、綺麗な合わせ箱が付いており、茶の湯 では好んで使用される 逸品 だと思われます。共箱があればいいのですが、綺麗な合わせ箱も有り茶の湯でも楽しんでお使いいただけると思われます。茶人はこのような趣のある作品を好まれるようで、古い、新しい、無名、有名を問わず好き者のお宅には、多くの種類の茶道具や 諸道具 が残されています。
備前焼は、釉薬(うわくすり)を一切使用せず、絵付けもしないという究極にシンプルな焼き物1200〜1300度の高温で焼き、土の性質や、窯への詰め方、窯 の温度の変化、焼成時の灰や炭などによって模様が生み出され、昔の古陶器は日本を代表する 陶芸 作品の骨董品です。一つとして同じ色、同じ模様にはならない、手作りの味わい深さが魅力で、使えば使うほどに味わいが増していくのも特徴です。しかし最近では品物の出来上がりがどの作品も似通っており、どの作家が作られても一見、見た目には代わり映えせず、一時ほどの人気が無く、買取価格も下がっています。
このお客様のご事情は、「コロナ禍で自宅にいることが多く、この際、整理しようと思い、二階の物置に長年放置されたいろいろな品物があり、頑張って整理していましたが、品物も 骨董品 かいらない物かも分からず、体も疲れて、」と当店にお電話を頂きました。この奥さんも高齢のように思われ、やはり道具の整理は体力がいります。このお客様は茨城県の牛久シャトーの近くにお住まいで、ホームページを見て古美術やかたに連絡を頂いたようです。それらの品物の写真を簡単に撮って頂き、LINEで写真をお送り頂き、お引き取り価格を決定して、宅配でお譲り頂きました。