茶道具売却依頼で大田垣蓮月の古陶器の茶碗や諸道具の写真を長野県の佐久市よりお送り頂き、宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が7枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。時代は江戸時代頃のものだと思われます。ご覧のように、長年の時代を経てきた味わいと風格があり、景色 が素晴らしい蓮月の茶碗です。釘彫りで丁寧に作られ、さすが昔の 職人技 が面白い 逸品 です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、業界ではうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、買取させて頂いた時の現状のまま販売しております。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。極めが付いた箱ではありませんが、時代の合わせ箱が付いており、茶の湯 では喜んで使用されてきた 逸品 だと思われます。茶道具 で一番大切な事は、品物が綺麗な事で、保存状態も良い品物が高価に販売や買取をさせて頂けます。
大田垣蓮月1791年(寛政3)~1875年(明治8)85才没。幕末から明治に活躍した京都生まれの女流歌人、尼僧、陶芸家 です。二度の結婚のうち、夫、子どもなどと次々に死別し仏門に入りました。京都岡崎で生活のため 陶器 作りを始め、急須や 茶碗 など手びねりの 陶器 に自作の歌を釘彫りしたものが「蓮月焼」として文人たちを中心にもてはやされました。また60歳の頃、当時15歳の富岡鉄斎と知り合い、蓮月の和歌に鉄斎が絵を描く合作で、鉄斎の画業を助けるなど、日本の骨董品の業界に大きな影響を与えたと言われています。
このお客様のご事情は、高齢の女性のお客様ですが断捨離をしておられ、以前に購入された逸品を売却したいと思われ、遠く長野県の佐久市のお客様ですが、近くに骨董店も無く、インターネットで当店のホームページをご覧になりお電話を頂きました。同じような品物を価格表示し販売しているので、当店ではお引き取りさせて頂くときに販売価格を提示してお引き取り価格を決定しており、その事が気に入り、安心してお電話を頂いたようです。ラインで写真をお送り頂き、お引き取り価格を決定して宅配でお譲り頂きました。