三浦竹泉の香炉や古陶器を骨董品売却依頼で、東京都新宿区のお客様より宅配にてお譲り頂きました。
売却例の説明
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横幅最大約 7cm 高さ約 9cm 火屋の直径約 6.3cm
先に品物を紹介させて頂きます。三代 三浦竹泉(明治33年~平成2年)の作品です。火屋は純銀で出来ております。窯出しの温度も良く、貫入 も無く 上り の良い、鮮やかな 染付 が印象的な 逸品 で、現在ではなかなか見られない面白い形の香炉で高価買取させて頂きました。当時では三浦竹泉は、誰でも知っている 著名 な 陶芸 作家で、高価に購入されたと思われます。さすが、三代 竹泉の作品で、染付 の絵も丁寧に描かれており、昔の 職人技 が偲ばれる作品です。純銀の火屋もお目出たい 図柄 が施され、松竹梅の透かし模様や彫金細工が施されております。共箱 で共布がついております。このような香炉は日本の大切な 骨董品 で、時には 茶道具 として使われる事もあります。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる所も無く、保存状態 も良く、ご覧のように綺麗な品物で 完品 です。このような状態の良い三浦竹泉の香炉は、高価買取させて頂きます。
お香は、日本古来 の文化で少し説明させて頂きます。奈良時代の帰化僧で、5度の航海失敗や失明を乗り越えて来日を果たした、唐時代の高僧鑑真和尚の来日で、仏教と共に多くの香薬を日本にもたらし、いろいろな香の配合技術の 伝来 も一緒にもたらしました。唐様の教養として貴族たちは、お香を嗜み、仏教だけで無く日常生活の中でもお香を楽しみました。その後、平安時代頃には香料を各自が調合して、香気を楽しむ「薫物」の香りの優劣を競い合う宮廷遊戯が行われ、貴族の生活の中でさかんに使われるようになり、香りの知識と調合が、教養の大きな知識として認められ発展していきました。お香の話は、紫式部の源氏物語や清少納言の枕草子の中にも沢山書かれております。
このお客様のご事情は、お爺さんが骨董好きで、いろいろな品物を残されていましたが、度重なる引っ越しで殆どの品物は売却され残っていた品物を売却したいと思い、東京の新宿御苑の近くにお住まいのお客様ですが、インターネットで古美術やかたのホームページをご覧になり、問い合わせを頂きました。このお客様に選んで頂いたように古美術やかたは半世紀の50年近く営業実績があり、この間いろいろの事がありましたが、現在では、京都を始め、大阪や東京美術俱楽部で開催される競り市にも参加させて頂いております。また世界のオークション、クリスティーズの会員で年末年始には、ご挨拶に来店頂いております。多くの信頼あるメディアにも紹介され、最近では一日2~3軒の売却依頼を頂く事もよくあります。このお客様もホームページで営業実績をご覧になりお訪ね頂いたと思われ、このようなケースが多くあります。