茶道具売却依頼で諸道具や古陶器の抹茶茶碗を岡山県まで出張買取させて頂き、数点お譲り頂きました。
売却例の説明
写真が8枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。この茶碗は 保存状態 も良く、丁寧に使われてきた 逸品 です。江戸時代から明治時代頃に作られた抹茶茶碗です。昔の 著名 の春岱が作られた 逸品 で、共箱 ではありませんが、合わせ箱も丁寧に作られており、茶の湯 では人気の逸品だと思われます。長年使用されてきましたが、大切に 茶会 でも使用されてきた 名品 で、昔の著名な作家が作られた作品です。このようなシンプルな逸品は年中使用でき、茶の湯の 愛好家 には人気の作品で高価買取させて頂きます。
春岱は多くの茶碗を作っており、今回はそれらの 茶道具 について説明させて頂きます。茶碗とは、元来は茶の湯において用いられる茶を入れて飲むための碗を指す語です。ただし、近年では広く陶磁器製の碗を指して用いられます。現代の日本において「お茶碗」と言った場合には飯茶碗を指すことが多くあります。ただし、ご飯をよそうための椀は、特に ご飯茶碗(ごはんちゃわん・ごはんぢゃわん) あるいは飯碗(めしわん)と呼び区別することがあります。春岱(しゅんたい)は、享和2(1802)年~明治10(1877)年、瀬戸赤津焼の陶工で、茶道具や 骨董品 を多く残しており、このような昔の作品は高価買取させて頂きます。本名は加藤宗四郎、のち仁兵衛と言い、尾張徳川家の保護を受け、古瀬戸風の黒褐釉を主とした 作風 とする御深井窯 (おふけがま) に若くして従事し、藩主より春岱の 号 を賜わります。成形と 轆轤 使いの名手で、各地の 陶磁器 の写しを多作しました。
このお客様のご事情は、祖父のお爺さんが最近お亡くなりになり、そのお爺さんは岡山県でも有名な茶道具の愛好家で 茶の湯 を親しまれておりました。いろいろな地方で抹茶道具を買い集め沢山保存されていました。先代が殆どの品物を売却されたようですが、まだ残っており当代の方が 茶道具 の事は分からず、同じような物を販売している古美術やかたのホームページをご覧になり、今回出張依頼を頂いたようです。