骨董品売却依頼で四国の香川県まで出張させて頂き、金工作品の銘々皿やいろいろな諸道具をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が6枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。材質は 銅器 です。時代は明治時代から昭和初期頃にかけてのものだと思われます。共箱 や合わせ箱はありませんが、ご覧のように 保存状態 の良い 逸品 です。アール・ヌーボー 風のデザインが施された、お洒落な 金工作品 の銘々皿ですが、鋳物 で作られて量産されておりますので、格安で販売しております。このような銘々皿は大きさ的に 煎茶道具 の茶托の代わりにもなり、中国茶を飲まれるアジアの 愛好家 にも人気があります。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より買取させて頂いたうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
このような金工作品は昔から沢山あり、茶道具 の茶托や 骨董品 にも多く見られ、ブロンズと同じ材料で製法も同じ製法で作られています。この 技法 は江戸時代にはあり、日本の高岡銅器や 鉄瓶 が有名な金工作品です。江戸時代のこのような作品には、型流しで作った後、一部手作りの作品もあり、人気がありますが、数が大量生産出来る為、買取価格は安くなります。最近ではブロンズの人物像や動物の銅像が有名です。
このお客様のご事情は、四国の香川県のお客様ですが、お電話を頂き出張させて頂きました。四国の高松には栗林公園がありその近くのお客様で、昔からの何代も続いた 商家 や町家も多くあります。当然いろいろな職人技の生かされた 諸道具 や 古道具 も沢山残っております。このような四国でも面白い土地柄で、初出しで買取させて頂いた品物が貴重な逸品ということもあります。