骨董品売却依頼で、九谷焼の煎茶碗や古陶器を岡山県倉敷市まで出張させて頂き譲り頂きました。
売却例の説明
写真が9枚あります。くわしくはこちら
この度は多くある骨董店の中から古美術やかたにお越し頂きありがとうございます。当店ではいろいろな諸道具を常に2000点程展示しており、価格も全て表示しており、お買取りさせて頂く逸品と比較して説明させて頂いております。当店では鑑定証が無い作品や、保存状態の悪いものや破損したものでもご相談を承ります。作品の作者や時代背景、またお買い求め頂くお客様に応じて買取価格も丁寧にご説明させていただき、納得していただくよう努めておりますので、どうぞどんな作品でも安心してお持ちくださいませ。このような営業方針で営業しており、このお客様のように遠くの岡山県の倉敷民芸館近くのお客様でもホームページをご覧になり売却頂くお客様も多くおられます。
骨董品や茶道具にもよく見られる九谷焼ですが、この九谷焼の陶磁器は江戸時代から明治時代にかけての九谷焼の煎茶碗です。可愛らしい図柄が手描きで描かれており、非常に上がりの良い逸品です。このような金欄手の九谷焼は主要な輸出品となり、欧米のお客様に人気がありました。ウィーン 万国博覧会 などの 博覧会 に出品されると同時に西洋の技法も取り入れ、型押しの技術が九谷焼にも使われ、獅子をはじめとする置物の製作が盛んとなり、大正時代になると型が石膏で作られるようになり量産化が進みました。現在、このような小さな茶碗や向付は、中国茶を飲まれるアジアの 愛好家 が煎茶道具の煎茶碗として使われますので人気があります。
九谷焼の 陶磁器 なので新興の九谷焼について少し説明します。
この九谷焼は再興九谷の時代の流れを組む九谷焼で、加賀藩営で金沢に春日山窯が開かれ、再興九谷の時代に入りました。再興九谷とは、春日山窯の木米風、古九谷 の再興を目指した吉田屋窯、赤絵 細描画の宮本屋窯、金襴手の永楽 窯 など数多くの窯が出現し、それぞれに素晴らしい 画風 を作り出してきました。明治時代に入ってからは、斎田 道開、九谷 庄三らの活躍もあって、大量の九谷焼が海外へ輸出されました。今日の九谷焼は、各時代の窯の 上絵付 けの 作風 を源流に、以前にも増して活発な生産が続けられています。現在でもその 細密 な 図柄 や鮮やかな赤味がある特長ある陶磁器で、外国のお客様に人気があります。