骨董品売却依頼で、茨城県の大洗水族館近くのお客様より宅配で、金工作品の小柄や刀装具、諸道具をお譲り頂きました。
売却例の説明
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横幅約 1.3cm 長さ約 9.6cm 厚み約 0.5cm
先に品物を紹介させて頂きます。材質は銅です。時代は江戸時代の品物です。ご覧のように、地肌には 魚子地 が丁寧に施され、豪快な伊勢海老の 彫金細工 と象嵌細工が施された逸品です。昔の 職人技 ならではの華やかさと重みがあり、長年の時代を経てきた味わいのある 逸品 です。先代が コレクター の方より、直接買い受けた品物です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように、状態の良い小柄です。他の 骨董品 や 茶道具 も買取させて頂きましたが、先に小柄を紹介させて頂きました。このような 刀装具 の小柄は買取させていただきます。
小柄を紹介させて頂きましたので、小柄について少し説明させて頂きます。日本刀の鞘に装着されている三所物のひとつで、緊急用の武器や日常使いとして使用されていました。小柄 を装着するために 鍔 には半月形の穴が開けられ、鍔に当たらないように作られていました。初期の日本刀は、実戦向きに作られており、三所物は付いていませんでした。お洒落を楽しむようになった江戸時代には、彫金細工 や象嵌細工が施された 金工作品 と変わっていき、三所物の中でも一番目立つ小柄は、特に精緻な装飾が施されるようになりました。
このお客様のご事情は、元々先代の方が刀装具の コレクター で、他の 諸道具 も持っておられましたがやはり刀装具のコレクターで面白い鍔や小柄を拝見させて頂きました。当代の方は趣味が無く、当店のホームページをご覧になり、同じような品物を販売しているので売却したいと遠く茨城県東茨城郡大洗町よりお電話を頂き、ラインで写真をお送り頂きました。その他の諸道具もお譲り頂きましたが、先に面白い小柄を紹介させて頂き、その他の道具は後日紹介させて頂きます。