宅配買取で福島県田村市のお客様より、骨董品や陶磁器の掛け花入れをお譲り頂きました。
売却例の説明
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先に買取させて頂いた品物の一部を紹介させて頂きます。七代 吉向松月の掛花入で、綺麗な 共箱 が付いております。未使用品で 保存状態 も良く、大切に仕舞われていた作品だと思われます。美しい浅葱色の 釉薬 が掛けられており、茶の湯 のお 茶会 でお使い頂くと華やかになります。吉向焼 は、江戸時代から続く焼き物の一種で、現在は近畿地方に窯元があります。色々な種類のお茶道具を中心に、鮮やかな色彩とぬくもりのある形を活かした多くの作品を作り続けています。茶道具 や 骨董品 を買い取りさせて頂きましたが、先に使いやすい作品なので、七代 吉向松月の掛花入を紹介させて頂きます。
七代 吉向松月の作家の作品なので、作家について少し説明させて頂きます。一般的に芸術家が一生涯に制作された作品で、力作や秀作は制作した全作品の二割ぐらいだと聞いております。例えば、河井寛次郎の 登り窯 の周辺では多くの陶片が残され色や形を探るのに何千もの陶片を焼き、研究されていました。殆どの芸術家は、試行錯誤を何年もくり返し、50歳頃になりようやく自分独自の作品が出来るようです。最近では才能は何もしなくてもすぐに開花すると思う若者も多くおられますが、プロスポーツやオリンピックの選手達は口を揃えて何年もかかり、周りの人に助けてもらい自分の境地に辿り着くと話されます。芸術家も同じで、何年も研究し境地に入った 晩年 の作品は、高価で取引されているようです。これらの作品を査定、鑑定 する古美術商も当然、同じ事が言えるでしょう。
このお客様のご事情は、お電話ではご高齢のような女性のお客様でしたが、家の整理をされていて、一度見てもらいたいとのことでLINEでお写真をお送り頂きました。当店ではお引き取り出来ない品物もあり、詳しく説明させて頂き、その内の数点の品物を福島県田村市のご自宅より宅配でお送り頂きました。当店では同じような品物をホームページで販売しており参考にしてお引き取り価格を決定させて頂きました。