買取実績 buy

山形県のお客様ですが、当店の櫛・簪を販売しているホームページをご覧になり、骨董品売却依頼で収集家の祖母が持っておられた櫛・簪を宅配でお譲り頂きました。

売却例の説明
写真が19枚あります。くわしくはこちら

材質は水晶のように思われますが、よくわかりません。時代は、大正から昭和初期頃の 櫛 です。ご覧のように綺麗な蜻蛉の蒔絵細密 に施されており、優雅な気品が漂う 逸品 です。蜻蛉の羽や目には螺鈿が施され、角度を変えて見ると、きらきら光っており、とても美しい作品です。蜻蛉の 蒔絵 は櫛の表側に描かれており、裏側にはありません。写真8 のように作家の 花押 がありますが、作者についてはよく分かりません。採光の加減で白く光っておりますが、割れたり、欠けたりしている所は無く、非常に状態の良い品物で、未使用品に近い櫛で、紹介させて頂きました。このような 骨董品 の櫛は買取させて頂きます。

綺麗な蒔絵の櫛・ なので、日本の蒔絵のルーツを少し説明させて頂きます。蒔絵は、漆器 の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉をまき、定着させる技法、もしくはその 技法 を用いて作られた漆器で、日本独自 の漆工芸で、奈良時代から始まっています。金銀の薄板を定着させる平文蒔絵や、漆器表面に溝を彫って金銀箔を埋め込む沈金蒔絵、また夜光貝、アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする 螺鈿 細工などがあり、特に日本で発展し使われてきた日本の漆器における代表的な技法です。絵を描くように金属の粉を蒔いていく作業から「蒔絵」という技法名が付けられたようです。

お祖母さんが櫛・簪の収集家で沢山の櫛・簪がありましたが、現在残っているのは今回売却頂いた品物だけのようで、写真をお送り頂きました。さすが昔の収集家で、面白い櫛の写真をお送り頂きお引き取り価格を提示させて頂きました。頑張って高価に買い取り価格を提示させて頂き、綺麗な櫛・簪をお譲り頂きました。山形県のお客様ですが、近くには櫛・簪の詳しい骨董店も無く、売却しようと思われ当店のホームページをご覧になり、沢山の櫛・簪も販売しているので売却依頼を頂いたようです。ゆっくりと、それらの品物について説明させて頂きますと、祖母も文化や歴史、芸術に精通していたかよく分かり驚きましたと話され、お喜び頂きました。

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