骨董品売却依頼で、持っておられる品物と同じような金工作品の香炉を販売しており、安心して愛媛県のお客様より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が6枚あります。くわしくはこちら
ご自分の趣味で若い頃に集められた 諸道具 ですが、結婚して子供もでき、部屋が狭くて売却しようと話され、四国の愛媛県よりお電話を頂きました。「骨董の世界は奥が深く難しい世界だと聞いていたので、販売から買取もしておられる事は、品物に精通しておられると思いました」と話され、金工作品 の 香炉 や 茶道具 の買取依頼を頂きました。
材質は 銅器 です。この様な香炉は香を焚く器で、金属あるいは陶器、玉、漆器などで作られており、銅器の香炉はアジアの 中国美術 に多くあり、中国のお客様に人気があります。時代は明治時代から江戸時代後期頃の 逸品 だと思われます。写真をご覧のように、彫金細工が細かく丁寧に施されており、昔の 職人技 が楽しい逸品です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。このような香炉は、もともとは仏前や仏壇の三具足や五具足の一つでしたが、用法・形状によって、床の間や卓上に置く置香炉、手に持つ柄香炉、袖に入れる袖香炉、宙に吊るす吊香炉など、いろいろな使われる場所により形や呼び名も変わっていきました。
香炉は仏具のなかでも、三具足や五具足の基本的な仏具のひとつになります。灯供養具や花供養具と並ぶ重要な香供養具です。仏具として使う香炉には仏壇用と焼香用があり、たくさんの種類があります。前香炉、土香炉、透かし香炉、玉香炉、火舎香炉等ありますが、仏壇用の香炉には一般的に前香炉と土香炉を使われる場合が多くあります。そんな土香炉のなかでも、透かし香炉や玉香炉等もよくある香炉です。焼香用の香炉には、右にお香、左には灰と香炭がある焼香用角香炉が使われています。また、火舎香炉と言われる 真鍮 製の香炉は、浄土真宗系でよく使われています。