買取実績 buy

骨董品売却依頼で写真をお送り頂きましたが根付が多くあり、拝見して買取価格を決定したかったので奈良県五條市まで出張させて頂きました。

売却例の説明
写真が19枚あります。くわしくはこちら
横幅約 5cm 奥行約 2.8cm 高さ約 3.5cm

奈良県の五條市のお客様ですが、突然お電話を頂きました。ゆっくりお話をお聞きすると、先代のお爺さんがメルカリやヤフーオークションが好きで、買い集めた 骨董品茶道具 が残っており、見て頂きたいとお電話を頂きました。写真をお送り頂きますと、茶道具や骨董品に混ざって多くの 根付 があるので他府県のお客様でしたが、出張させて頂きました。やはり一般の人がヤフーオークションで集められた品物なので、古美術骨董品でななく、当店では買取れない 逸品 もあり、根付だけお譲り頂きました。

材質は 象牙 です。時代は明治時代前後頃の 根付 です。先代が コレクター のお客様より、直接買い受けた品物です。伝承 された彫る技法が素晴らしい逸品で、現在では、なかなか見られない 存在感のある根付です。古い時代 の、丁寧で味わいのある 職人技 が冴える 名品 で、長年の時代を経てきた味わいがあります。「元之」と が入っておりますが、作者についてはよくわかりません。ご覧のように、採光の加減で白く光っておりますが、保存状態の良い根付です。近年、根付類はアジア圏からの輸入品が多くみられますが、当店では、日本の古い品物のみを販売しております。このような日本で作られた 骨董品 の根付、買取させて頂きます。

根付の品物なのでついでに根付の歴史を説明します。
根付が出来る前までの江戸時代初期には、根付の代わりに糸印が多く使用されたと言われています。糸印は元々中国で造られており、戦国時代から桃山時代までに日本に伝わった鋳銅の小さな印章です。例えば、江戸時代の前、豊臣秀吉の蚯蚓印の印判状はよく知られており、また豊臣秀吉は、糸印著名 蒐集家で有名でした。江戸時代初期には近衛信尹や小堀遠州が使っていたと伝えられています。江戸時代前期には、大名屋敷には糸印が沢山ありそれを利用して 印籠 や提げ物をぶら下げるのに使われていました。本格的な根付は江戸時代中頃から流行したと思われます。

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