少し長いけど、、小さなロマン
2010.03.25
雨降りが続き、
退屈でちょっと暗いかなー
と思いながら、、友達のHPへ遊びに、、
青空文庫 で 「おじいさんのランプ」 を読みました。
やかた店主が、“最高傑作” と言うはずです。
児童文学でありながら、“大人のための人生哲学物語” でもあるのです。
と 書いていただき、友達は
ブログではなく日記を書かれています。
私の大好きな部分が書かれてありました
少し抜粋して書いてみます
「電気が村に引かれ 時代遅れと覚ったランプ屋、
巳之助は、夜更けに 店にありったけのランプに
石油をつぎ、半田池まで持ち出しました。
ランプにつぎつぎつぎと火を点し、
それを池の端の木々に吊るして、
あたりは昼のように明るくなりました。
「わしの、しょうばいのやめ方はこれだ」
池の向こう側にまわった彼は、
向こう岸の木々に鈴なりに灯ったランプが
水面にも逆さまになって灯っているのを、長い間じっと眺めます。
少年のころに花のように輝いてみえたランプ、
なつかしいランプ、ながの年月なじんできたランプ。
やがて 巳之助は石ころを拾い、
ダイジなダイジな商売道具のランプめがけて投げつけます。
「お前たちの時世はすぎた。世の中は進んだ」
ランプはひとつ割れ、またひとつ割れ・・・
「世の中は進んだ。電気の時世になった」
巳之助の目には、涙が浮かんでいました。
こうして 巳之助は今までの商売をやめ、町に出て 新しい商売を始めます。」
もしも、ロマンがあるなら、この文章が
ロマンの代表のような気がします
きっと、ランプ屋巳之助は、ランプよ長い間ありがとう と
心で思い 小石を投げていたのでしょう、、、、、
その下の水面には、、小魚がいっぱい集まり、ロマンやなー、、
長い、ながい、ブログになりました。ごめんなさい、