香炉の詳しい説明と 買取

香炉とは、香を焚く器で、金属や陶器、漆器で作られています。茶道では手前を行う前に香を焚いて空間を清めるとともに、茶室に香りを付けるために香を用います。このときに、使われるのが香炉です。ちなみに、香炉とセットで使用されるものに、香合がありますが、香合は、焚く前の香木を入れるふたつきの容器のことです。香合にも、贅を尽くした名品が残されています。

形も様々なものがあります。多くは足をもち、蓋付ですが、仏前の供香用のものなどは違う形のものもあります。香道の聞香に用いる香炉は聞香炉といい、蓋はありません。茶席では床の間に飾って使用します。
「置香炉」は、仏前や仏壇の三具足や五具足の一つとして床の間や卓上に置いて使います。
「柄香炉」は、導師が法要儀式のときに持つ仏具のひとつで、持ち運びできるように柄をつけた香炉です。
金属製でできています。
「袖香炉」は、衣中に携帯する小形の香炉で、袖に入れて使います。香炉の位置が常に水平になるような仕掛があり、青磁や染付、銅製のものがあります。
「釣香炉」は環をつけて釣り下げて、宙につるして使用します。
紐でつり下げるようにした香炉で、空薫(別室で予め焚くこと)して香をくゆらせるものです。
「被中香炉」は、衣類などに香を焚きこめるために使います。

仏壇用の香炉にはさまざまな種類がありますが、「前香炉」と「土香炉」が一般的です。
前香炉は、広口のもので、仏壇用に使うことが多いです。
机用香炉、線香炉などの呼び名がされる場合があります。
小さな違いはありますが、一般的には、土香炉は浄土真宗などで使われる、青磁の香炉をさします。
土香炉の中には、透かし模様があしらわれた透かし香炉や、丸みを帯びた玉香炉などがあります。

近年では、アロマテラピーが人気で、生活の中に香りを楽しむ人も増えてきました。天然木で作られた手軽なものから、上質な屋久杉材を使用したもの、漆仕上げをした欅材のものなど、用途や場所に合わせていろいろな香炉が作られています。

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