古道具の植木鉢ですが骨董品出張買取を頂き、数点お譲り頂きました。
売却済
写真3枚掲載、クリックしてご覧下さい。
品番:D-157
価格:¥180,000-
直径約 7.5cm 高さ約 7.7cm
この棗の材質は木製で、時代は昭和時代の作品で作者は前端雅峯です。
裏千家 家元 鵬雲斎 宗匠の 書付 が付いており、「草花 大棗」と 銘 が付けられています。
さすが書付が頂ける作家で、 繊細 で優雅な蒔絵が描かれており非常に出来の良い 逸品 です。
この棗は山中塗の伝統工芸士前端 雅峯の作品で、伝承 された昔の 職人技 が冴える 棗 です。
朱の地に草花の 蒔絵 が丁寧に施されており、その朱の地には草花の蒔絵を引き立たせる為に、薄いぼかし塗が施されております。
また内側や底部には非常に細かい 梨地 が丁寧に施されております。
共箱で、綺麗な二重箱に入っており貴重な逸品です。
採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる箇所は無く、未使用品です。
前端 雅峯 (1936~)
前端 雅峯は、山中塗の塗師で 伝統 工芸士です。前端家八代目、前端春斉の長男に生まれました。
村田道寛師に茶道漆芸、中村長寛師に石地塗り、保谷美成師に加賀蒔絵を学びました。
財団法人無限庵(石川県指定 文化財)を設立します。
2003年には国の 重要文化財 建長寺修復事業を拝任します。
今上陛下に献上の沼津御用邸千本松の古材を以て棗、香合、炉縁の謹作栄誉を受けます。
ローマ教皇ヨハネパウロ2世猊下に献上の吹雪聖餐器を不徹斎家元のご依頼で謹作します。
一つの作品を作る時、「宝石を扱っているような気持ちでなければ」という心で仕事をし、作品その物が評価のモノサシであるべきだと考えています。
本当に価値のあるものを後世に伝えたいという使命にて、今でも“生涯一棗師”の旺盛な創作意欲と向上心は衰える事を知りません。
老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。