当店のホームページをご覧になり、刀装具を沢山販売しているので、お爺さんが刀装具の愛好家で面白い金工作品の品物があるので是非出張して直に見て頂きたいと話され、栃木県まで出張買取させて頂きました。
売却例の説明
写真が25枚あります。くわしくはこちら
横幅約 1.4cm 長さ約 9.6cm 厚み約 0.5cm
お爺さんが最近お亡くなりになり、以前から 刀装具 が好きで集めておられたようで、数点の売却依頼でお電話を頂きました。お客様いわく「やはり本場の祇園のお店で売却したいので、一度見て頂けませんかと」話され、遠く栃木県のお客様でしたが、東京美術俱楽部に行く用事があり、そのついでに出張させて頂きました。引き取り価格が安い 逸品 は、家で飾られるとの事で、面白い 鍔 や小柄の刀装具をお譲り頂きました。からくりの 小柄 が面白いので、先に紹介させて頂きます。
材質は素銅で出来ており、時代は江戸時代の品物です。歌舞伎舞踊の『舌出し三番』をモチーフにしたデザインで、 彫金細工 や象嵌細工が端正に施されており、写真14の中央の棒を下に引くと、目の色が変わり、舌が出る面白いからくりになっています。昔の 職人技 ならではの遊び心があり、センスが光る、素晴らしい 逸品 です。江戸期は各諸大名のお抱え職人が 古美術工芸品 を制作しており、自分の名前や 号 を入れる事が許されない時代です。この小柄は無銘ですが、当時の習わしに沿った 名品 だと思われます。採光の加減で白く光っておりますが、長年の時代を経てきた重みのある風格が見られ、非常に 保存状態 の良い品物です。先代が コレクター の方より、直接買取させていただきました。写真をご覧のように、大切に保存されており、箱が付いております。このような 骨董品 の 刀装具 の小柄は高価買取いたします。