引越センターの紹介で、山口県新南陽市のお客様よりLINEで写真をお送り頂き、永楽善五郎の陶器の置物や数点の諸道具を骨董品宅配買取でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が11枚あります。くわしくはこちら
引っ越しセンターからのご紹介で、何代も続いた山口県のお宅の 古道具 や 諸道具 の査定や 鑑定 依頼をLINEで頂きました。写真を拝見させて頂くと、さすが昔から続いた 商家 で珍しい 骨董品 や 茶道具 の作品を拝見させて頂きました。時間がかかりましたが、一点一点説明させて頂き数点の諸道具を宅配で買取させて頂きました。綺麗な状態の永楽善五郎の作品があったので、先に紹介させて頂きます。
永楽善五郎(即全)の織部焼の 花入 で、ご覧のように状態の良い花入です。保存状態も良く、未使用品の逸品で綺麗な作品です。織部の模様が丁寧に絵付され、上りも綺麗で永楽の窯印も綺麗に押された逸品です。写真をご覧のように、共箱も保存状態の良い、大切に仕舞われていた逸品です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、業界ではうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。永楽即全は 千家十職 の一人である十六代永楽善五郎として 染付、色絵、金襴手、交趾、祥瑞などの茶碗などを作陶しました。1935年に十五代永楽善五郎(永楽正全)の長男として京都に生まれ十六代永楽善五郎となられています。
本歌の織部焼の説明をさせて頂きます。岐阜県東部の美濃窯で焼かれた創造性豊かな陶器です。桃山時代後半の慶長時代頃から創作され始めたのが織部焼で、作風・意匠のうえに武将で茶人の当時の茶道界のリーダー古田織部好みと言われる特色がある為この名称で呼ばれ、故郷の美濃で作らせたのが始まりで、織部好みと呼ばれる大胆かつ自由で奇抜なデザインでもてはやされました。織部焼の造形、意匠上の特色は、従来の円形を中心とする形の概念を徹底的に打ち破った自在な「形姿」と、描き込まれる文様やその構成が固定の概念にまったく拘束されないという意匠性要素から成り立っており、日本全国で意匠上の特色ある織部焼が焼かれています。