ご来店頂いたお客様より、後日骨董品売却依頼を頂き出張して掛軸を買取させて頂きました。
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子供さんが住んでおられる関係で京都には何度か来られており、そのついでにと祇園骨董街の観光もしていました、と話され来店頂きました。ゆっくりお店をご覧いただき、納得されたご様子で、お帰りになられました。後日、「自宅に沢山ある 古道具 や 骨董品 を買い取って欲しい」とお電話を頂き出張させて頂きました。このような場所柄、観光ついでにお立ち寄り頂き、後日 茶道具 や骨董品の買取依頼を頂くことがよくあります。
この掛け軸は水墨画で中国の 文人画 家が描かれた 中国美術 の 逸品 だと思われます。中国の 水墨画 の歴史は古く、唐代に生まれ、朝鮮、日本に伝わって独自の発展を遂げました。このような水墨画は中国でも人気があり、日本の明治時代や江戸時代に描かれた 名品 は非常に高価に取引されています。この作品は 保存状態 も悪く、表具 裂 もそんなに良い 古裂 を使っておらず、本来の時代より後年に描かれた作品のように思われます。水墨画の簡単な解説をさせて頂きますと、東洋画の一つの様式で、墨一色、またはこれに淡彩を施した絵画の事を言います。中国の唐代に成立したとされる墨で表現される墨絵の代表的画法で、 墨線だけでなく、墨を面的に使用し、ぼかしで濃淡・明暗を表す絵画で、海外では、禅画と呼ばれています。
古美術やかたは、約80軒の骨董店が軒を連ねる歴史ある祇園骨董街の中心に位置する 老舗 の骨董店です。