骨董品売却依頼のお電話を頂き、数点の掛け軸をお譲り頂きました。
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買取依頼のお電話を突然頂き、「古美術骨董の世界は長年の経験と、知識にも基づく世界なので、老舗 骨董店の信頼出来るお店に査定や 鑑定 をして欲しくて電話させて頂きました」と話され、買取の依頼を頂きました。別荘にお住まいの年配のご主人からのお電話でしたが、古美術骨董の世界をよくご存じのようなお客様でした。このお客様からは 骨董品 や 茶道具 を数点お譲り頂きましたが、今回はそのなかの 掛軸 を紹介させて頂きます。
この掛け軸は臨済宗黄檗派の即非如一の二行書です。割合 保存状態 も良く、表具 裂 も綺麗な江戸時代当時の 古裂 が使われています。この作品は 共箱 はありませんが、丁寧に書かれた高僧の書画です。即非如一は隠元隆琦、木庵性瑫とともに 黄檗の三筆 と称され、古筆 や禅の水墨画が有名です。詩をよく書き、禅味のある観音・羅漢・蘭竹を画いており、これは日本の 文人画 のさきがけとされます。
古美術骨董品にはいろいろな専門技術や約束事がありますので、傷んだり、汚れたりしていても手を加えないでお持ちください。そのままの保存状態でお持ちください。