富山県より観光ついでに来店頂き、後日ご自宅より骨董品売却依頼で、茶道具の一行書を宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が16枚あります。くわしくはこちら
全体 縦幅約 192cm 横幅約 30.6cm
本紙 縦幅約 117cm 横幅約 28cm
祇園観光をしておられ、偶然立ち寄られたお客様で、お店をゆっくりご覧になり、いろいろ説明をお聞きになりお帰りになられました。後日、地元の富山県より突然お電話を頂き、「先日は突然お伺いして、何も知らない素人の私に、いろいろ分かりやすく説明して頂き、立派なお店で殆どの品物に価格表示もしてあり、査定 鑑定 を数多く経験されている様子なので、買取依頼のお願いをします。」と電話を頂きました。ご自宅に昔から保存されている古美術・骨董品の買取依頼でした。綺麗な茶道具の 掛け軸 なので紹介させて頂きます。
裏千家 十五代家元 鵬雲斎大宗匠の 茶掛け の 一行書 です。直接的な意味は「みるみるうちに三尺(腰の高さ程まで)雪が積もること」です。冬の御 茶会 でお使い頂ける冬の季語です。深い意味合いでは、禅宗 の師家の発した一言は修行者の膽(きも)を奪うの意味です。
詳しい意味合いは下の通りです。
達磨の後を継いで 第二祖と後になった慧可が、初めて初祖 達磨に対面し、弟子 入りを願い出た時、腰を埋める程の雪の中に 直立不動のまま嘆願したが、許されず、慧可は、自分の肘を切断して心意気を示し、ようやく 入門 を許されます。この故事から、「三尺雪」は「修行の厳しさ」を表現した語句のようです。
表装 は当時のままで、非常に綺麗な 保存状態 の良い掛け軸です。本紙 は 紙本 で、ご覧の様な状態で、共箱 です。茶掛けの一行書は、特別綺麗な 逸品 のみ販売しております。面白い 図柄 で、状態の良い昔の 掛軸 や茶席の書画、高僧の書画はお引き取りさせて頂きます。