当店は地元に家元があり、茶道具売却は最適と思われ、福島県よりお電話を頂き宅配で茶道具をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が6枚あります。くわしくはこちら
「自宅は昔から裕福な自宅ではなく、骨董品 には縁が無いと思っていましたが、昔の 古道具 が出てきたので、骨董品では無いと思いますが、一度見て頂こうと写真をお送りさせて頂きました。」と話され、遠く福島県の三陸町のお客様よりお電話を頂きました。ホームページでお店の写真をご覧になり、多くの綺麗な品物にびっくりされておられましたが、詳しく説明させて頂き、骨董品や 茶道具 を納得して買取依頼を頂きました。この作品は小品ですが、千家十職 のなかでは著名な作家の楽吉左衛門の蓋置なので、先に紹介させて頂きます。
楽吉左衛門は千家十職の一つで、楽焼 の 茶碗 を作る楽家が代々 襲名 しています。この 蓋置 は昔の逸品で簡単な逸品ですが、昔の 職人技 が見られる貴重な作品です。十二代楽吉左衛門は弘入ですが、江戸時代に生まれ、明治時代以後に活躍された楽吉左衛門です。保存状態も良く 共箱 が付いており、茶の湯 でも大切に使われてきた逸品だと思われます。本来楽焼は茶碗が有名で冷めにくい楽茶碗は茶の湯では好まれ、買取価格も高価で愛好家 の方も多くおられます。使用については特に丁寧に扱わないと、割れやすく、茶の湯に精通している方が使用されるのがベストです。
十二代楽吉左衛門は弘入で、江戸時代の安政4年(1857年) 生まれで、 昭和7年(1932年)に亡くなっておられます。十一代楽吉左衛門の長男で明治4年に 家督 相続させますが、茶道衰退期のため若いときの作品は少なく、晩年 になって多数の作品を制作しておられます。大胆なへら使いに特徴があり、それらの作品は 愛好家 には非常に人気があります。