埼玉県川越市より来店頂き、古陶器の茶道具の品物をお持ち頂きました。
売却例の説明
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「先代が 骨董品 や 調度品 は全て売り払ったと言ってましたので、何も無いと思っていましたが、床の間の上の引き出しに二～三点の古そうな 古道具 が残っており、査定や 鑑定 は無料と聞いていたので見て頂こうと思い持って来ました。駄目もとで持って来たので、駄目なら持って帰りますので宜しくお願いします」と、話され買取依頼で来店頂きました。このお客様は埼玉県の川越市立美術館の付近にお住まいで、娘さんがこちらの大学に通われており、ついでにお持ち頂き拝見すると、面白い 古陶器 のお 茶道具 なので買取させて頂きました。
瀬戸焼の 茶入 れで、綺麗な逸品です。蓋も丁寧な彫る技法で作られております。共箱はありませんが、合わせ箱が付いております。保存状態も良く、傷んでいる所はありません。瀬戸焼 は、瀬戸市とその周辺で生産される 陶磁器 で、日本 六古窯 の一つです。この地では、原料となる良質の木節粘土・蛙目粘土や、ガラスの原料となる珪砂を採取できました。室町時代末頃までは古瀬戸と呼ばれ、椀、皿等の日用雑器の生産が多くなり、次第に生産拠点が美濃に移ります。「せともの」という言葉は、陶磁器を牽引してきた瀬戸焼からついた呼び名です。