九州のお客様より骨董品売却依頼で、李朝の茶碗や古道具を宅配で売却頂きました。
売却例の説明
昔から置いてある要らない 古道具 の荷物を整理しようと娘さんと二人で頑張って整理されておられましたが、ホームページをご覧になったのか、九州の熊本県からお電話を頂き「何代も続いた家で、昔から置いてある 骨董品 を整理していて昔の品物の事は全く分からないので、写真をお送りするので一度見て頂けませんでしょうか」と買取依頼を頂きました。沢山の品物の写真をLINEでお送り頂き、一点一点詳しく説明させて頂きました。その後、納得されて宅配で 茶道具 や面白い 諸道具 をお譲り頂きました。
この作品は高さ約6cm、口径約14cmの井戸茶碗で、箱には 表千家 七代 如心斎宗左の極めが付いております。時代は、16世紀の李朝時代頃の高麗 茶碗 です。小ぶりの抹茶茶碗で、胴には 轆轤目 があり、高台 は竹節状に削られており、井戸茶碗らしい特徴が見られます。高台脇の 梅花皮 が非常に美しく、長年の時代を経てきた味わいのある逸品です。茶の湯の世界では「一井戸、二楽、三唐津」と言われ、このような井戸茶碗は人気があり、お茶会でも重宝されています。著名な作家や人間国宝が手掛けた作品だけでなく、古い時代の古陶器の抹茶茶碗も高価買取させて頂きます。
初心者の方が扱われる際の抹茶碗の事について少し説明させて頂きます。
初心者の場合は特に、表面の素材がツルツルすぎる抹茶碗も避けた方が良いでしょう。表面がツルツルすぎると、茶せんの先が滑ってしまい、お茶が、うまくまざらずに大変で、お客さまの前でお茶が上手にまぜられないと、平常心を失います。ツルツルすぎる素材の抹茶碗では、磁器の茶碗があげられます。お茶をまぜやすい素材の茶碗としては、一般的に陶器の抹茶碗が扱いやすいと思われます。