買取実績 buy

結婚記念に貰われた煎茶道具を、新潟県湯沢町のお客様に宅配でお譲り頂きました。

売却例の説明
写真が8枚あります。くわしくはこちら

昔から新潟県の湯澤高原スキー場で宿泊施設を経営されているお宅で、ご主人が結婚された時、次男なのでお爺さんから、結婚の記念にと貰われたお道具だと話され、写真をお送り頂きました。「最近では趣味も無く売却しようとホームページを見て、古美術やかたさんに買取依頼の連絡をさせて頂きました。」とも話されていましたので、写真を見て、それらの品物について詳しく説明させて頂きました。「お爺さんがいかに文化や歴史、芸術に精通していたかよく分かり驚きました。昔のアナログ時代の 逸品 の素晴らしさを知ることが出来、感謝しております、有難うございました。」とお喜び頂き、買取させて頂きました。

この作品は茶道具の作家の逸品で、裏千家の宗匠の書付が付いています。非常に綺麗に作られた可愛い逸品で、 茶の湯 では人気の作品だと思われます。志野焼について少し説明させて頂きます。志野焼 は、美濃焼の一種で、岐阜県で安土桃山時代に焼かれた白釉を使った焼物が元々の発祥です。志野焼には、赤 志野 や鼠志野などいくつかの種類があり、同じく美濃焼の一種である瀬戸黒とともに重要 無形文化財 に指定されている 技法 や、岐阜県の重要無形 文化財 に指定されている技法があります。製作方法は、可児市久々利から土岐市泉町久尻にかけて産出する、耐火温度が高く焼き締りが少ない五斗蒔粘土やもぐさ土という鉄分の少ないやや紫色やピンク色がかった白土を使った 素地 に、志野釉と呼ばれる長石を砕いて精製した白釉を厚めにかけて焼かれています。通常、釉肌には肌理の細かい 貫入 や柚肌、また小さな孔が多くあり、釉のかかりの少ない釉際や口縁には、緋色の火色と呼ばれる赤みのある景色が現れることもあります。

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