当店の奈良県のお客様がお亡くなりになり、その子供さんに骨董品売却依頼で来店頂きました。
売却例の説明
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お爺さんが最近お亡くなりになり、そのお爺さんは以前当店にもよく来店頂いていたお客様で、「本場の祇園のお店で品物を買いたい」と言われ、奈良県より来店頂いている面白いお客様でした。その関係でお爺さんから聞いておられたのか、当店を良く知っておられた子供さんに買取依頼で来店頂きました。お爺さんが収集された 茶道具 や 骨董品 の 逸品 を買取してほしいと来店頂き、小さな 諸道具 をお持ち頂きました。
綺麗な作品で金谷五郎三郎の火箸です。共箱も付いており、保存状態 も良く、丁寧に使用されてきた逸品です。本体に 銘 も入っており、正式な 茶の湯 にも使える逸品です。金谷五郎三郎は、京都を代表する 金工作品 の錺鋳物師で、代々同名を世襲し、茶道具や花器で名高い作家です。鍛金、鋳金、彫金など 伝統 的な金属工芸 技法 を駆使して、四百年余にわたって 名品 の数々を生み出してきました。特徴的な風合いを生む独自の金属着色法は「五郎三色」として知られ、父子相伝の技法として今に受け継がれています。その金属工芸技法は素晴らしく、近年には音色も注目され、火箸を利用した風鈴も人気があります。
金谷五郎三郎は日本でも屈指の金工作家で、簡単な 日本古来 の金工作品の説明をさせて頂きます。このような簡単な作品以外に、金谷五郎三郎も得意としていましたが、金属に毛彫りや片霧彫り等、彫る技法を施した作品を金工作品を、彫金細工が施された金工品と言います。日本の金工品や刀装具は、このような彫金細工が施されている作品が沢山あります。またこのような細工に加えて本体の地金に意図する図案の溝を彫り、別の地金を嵌め込む技法、象嵌細工 と言われる豪華な技法があります。他には打ち出し技法や、布目象嵌があります。