骨董品売却依頼を兵庫県のお客様より頂き、出張して仏教美術の品物をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が6枚あります。くわしくはこちら
地方の旧家のお屋敷で蔵を持っておられるお宅より、間もなく取り壊しをする予定で、整理して次世代に継承したい 骨董品 や 茶道具 もあり、諸道具 の評価や整理をお願いしたいとお電話を頂きました。お電話で、詳しくお話をさせて頂き、兵庫県の須磨離宮公園の前がご自宅で、そのご自宅まで出張させて頂きました。仏教美術 の仏具が多くあり、いろいろ拝見させて頂き説明させて頂きました。仏教美術は平安時代から続いており、千年ぐらい前の 名品 が高価買取対象になります。
独鈷とは仏具で、密教で用いる法具で金剛杵(こんごうしょ)の一種です。魔を払い、身を守る密教を代表する法具刃が1本のものを独鈷杵(どっこしょ)と言い、祈りを捧げる人が念仏を唱えることで仏様と一体になることを願います。鉄製または銅製で、両端の形により呼び名が変わります。この独鈷は結構昔の 逸品 ですが、仏教美術は平安時代より昔からあり、江戸時代の作品では古いとは言えず、やはり仏具は平安時代頃の作品が高価買取対象でしょう。
このような仏具は日本独自の文化で、古い時代 より 伝承 されたいろいろな技術があり、嵌める技法や打つ技法、また彫る技法などがあります。また 象嵌細工 にも多くの種類の 技法 があり、黒四分一や白四分一、また四分一と合金の種類により様々な技法があります。彫金細工や 象嵌細工 が細かく施され、細密な作品ほど人気があります。日本は刀や鎧兜の技法が独自に伝承されており、仏具も同じように金工作品でそのような技術や技法が使われております。