昔から伝わった数点の骨董品をお譲り頂きました。
写真が5枚あります。くわしくはこちら
このご主人が結婚された時、長男なので父が代替わりの記念にと貰われた数点の 諸道具 の一部だと話され、写真をお送り頂き、拝見させて頂きました。「最近では趣味も無く売却しようとホームページを見て、古美術やかたさんに連絡させて頂きました。」とも話され、ゆっくりと、それらの骨董品や 茶道具 のルーツや作品の説明させて頂きました。「父がいかに文化や歴史、芸術に精通していたかよく分かり驚きました。昔のアナログ時代の 逸品 の素晴らしさを知ることが出来、感謝しております、有難うございました。」とお喜び頂き、買取させて頂きました。
青磁の水滴です。硯と一体のものですが、古陶器 の 青磁 の水滴です。透明感のある青緑色の磁器で、本来の中国で出来た14世紀頃の逸品なら非常に高価な作品ですが、作品の裏側の 高台 付近の土も古く見せるために色を付けているような汚れもあり、味のある青磁の発色ですが、後作りの作品のように思われます。青磁の特徴的な青緑色は、釉薬 や粘土に含まれる酸化第二鉄が、高温の還元焼成によって酸化第一鉄に変化する事で発色します。色艶は全く異なりますが、酸化クロムの還元で発色させる物も青磁と呼ばれます。
当店のお店には、日本はもとより、諸外国のお客様に、1日100名近くご来店頂いており、買取依頼やお買い求め頂くお客様にもお喜び頂いております。