骨董品売却依頼で、素晴らしい根付を徳島県海部郡のお客様より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が25枚あります。くわしくはこちら
横幅約 3.3cm 縦幅約 5.6cm 厚み約 1.5cm
随分昔に叔父様から貰われた品ですが、最近では興味や趣味も無くなり、放置していたので売却したいと思われ、お客様の自宅近くには徳島県では有名な大浜海岸がありますが、古美術骨董店らしきお店も無く、同じような品物を沢山販売している当店のホームページをご覧になり、売却依頼のラインを頂きました。売却頂く価格を表示すると、驚かれていましたが、骨董品 もブームや流行、最近の 中国美術 の人気もあり、骨董品や茶道具は昔購入された価格より、格段に高くお引き取り出来る品物もあります。このような丁寧な彫る 技法 が施された逸品は、最近ではアジアのお客様に人気があり高価買取しております。ぜひ経験豊かな 老舗 骨董店にお問い合わせくださいませ。
材質は 象牙 です。時代は江戸時代から明治時代にかけてのものだと思われます。先代が コレクター の方より、直接買い受けた 根付 です。全体に細かく丁寧に施された 透かし彫り が非常に美しい逸品です。現在では見られない、昔の 職人技 ならではの彫る技法が冴える名品です。写真16~18のように、横にスライドすると蓋が開き、香入れとして使用されていたようです。古い時代 の作品で、長年の時代を経てきた味わいのある 逸品 です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように、ひび割れ等無く、保存状態 の良い品物です。近年、根付 類はアジア圏からの輸入品が多くみられますが、当店では、日本の古い品物のみを販売しております。骨董品の根付、買取させて頂きます。
面白い根付なので、根付 の説明を少しさせて頂きます。
昔は象牙の根付が流行していましたが、現在では絶滅危惧種保護の為、ワシントン条約で日本以外では売買が禁止されております。その他には、動物の牙や骨を利用した根付があります。そのなかでも日本には昔から鹿が沢山おり、鹿角の根付も数多くあります。鹿角は価格も安く簡単に手に入り、材質が硬く、根付の材料として使われました。しかし、複雑な形状をしており、内側には骨髄組織の「す」と呼ばれる部分があり黒色の点々模様が入り、細工が難しく一部の根付師が好んで使用していました。