骨董品売却依頼で、茶道具や著名な作家の茶碗をお譲り頂きました。
何代も続いた地方のお宅で、昔からある 古道具 や 諸道具 の整理をされておられましたが、どの品物が 骨董品 なのか 茶道具 なのか、高価な品物か安価な品物かも分からず、専門の骨董店ならと思われ、インターネットで当店のホームページをご覧になり、メールを頂きました。練習用の 逸品 が多かったので、お引き取り価格も安価な品物が殆どでしたが、ゆっくり説明させて頂き、納得してお譲り頂きました。そのなかでも一点だけ飛び切りの高価な茶碗がありましたので、先に紹介させて頂きます。
荒川豊蔵の志野焼茶碗で、大らかな 絵付 が面白く、釉薬 が厚く掛かっており、非常に出来の良い作品です。大きさ約9×13cmの大振りの抹茶 茶碗 で、共箱 に入っております。荒川豊蔵は「志野焼」と「瀬戸黒」で人間国宝に認定されており、この作品も、豊蔵の最も得意とする桃山時代の 作風 を真似た志野焼です。このような荒川豊蔵らしい優美で柔らかな 晩年 の代表作は、百万円を超える価格で買取させて頂く事もよくあります。また酒器の盃やぐい吞みも 愛好家 に人気があり、高価買取対象です。
古美術やかたの店頭には2000点以上の売却して頂いた諸道具や 美術品 を価格表示し販売しております。