茶道具売却依頼で、LINEで鳥取県より写真をお送り頂き、煎茶道具をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が5枚あります。くわしくはこちら
先代が大切にしまわれていた 諸道具 ですが、お亡くなりになり、売却したいと子供さんからお電話を頂きました。子供さんの話では、先代の方が 煎茶道具 の コレクター で、名品 や 珍品 を沢山残されており、東伯郡の中国庭園で有名な湯梨浜町より、写真をLINEでお送りしたいと話され、沢山の写真をお送り頂きました。それぞれの品物の説明を詳しくさせて頂き、当店のホームページにも煎茶道具を多く販売しておりますので、それらの品物を参考にして、買取価格を提示して今回宅配でお譲り頂きました。全ての品物はお譲り頂くとこは出来ませんでしたが、三分の一以上はお譲り頂きました。
尚美堂造の 金工作品 の菓子鉢です。尚美堂は明治33年、江藤栄吉郎が大阪の中心地に設立された会社です。金工作品には非常に定評があり、綺麗で丁寧な作りで知られた 老舗 の名店です。しっかり作られたケース箱に入れられており、作られた当時では貴重な逸品だと思われます。保存状態 も良く、未使用品に近い品物です。
買取させて頂いた品物のなかでも、お店で販売している安価な品物で、ホームページ上では販売しておりませんが紹介させて頂きます。店頭では二千円から一万円までの楽しいアンティークの品物を沢山販売しておりますので、是非ご来店くださいませ。
紹美栄祐は江戸末期から明治時代に活躍した、京都の 彫金 家です。江戸時代には、鍔、目貫、小柄などの 刀装具 は装飾性が高まっていったが、明治時代に入り、廃刀令によって日本刀の需要を失うと、栄祐らは装剣金工で培った 彫金細工 や 象嵌細工 の技術を駆使し、花瓶 や香炉、装身具といった 金工作品 を製作する。その後、パリ万国博覧会などで金賞を 受賞、世界を驚かせ高い評価を得る。多彩な金属を用いた高度な彫金 技法 で、宮内庁からの注文も多く受けるなど、金工界の第一人者となる。