骨董品売却依頼で、大田垣蓮月の掛け軸や茶道具をお譲り頂きました。
高齢の女性のお客様ですが断捨離をしておられ、以前に購入された 骨董品 や 茶道具 を売却したいと思われ、インターネットで当店のホームページをご覧になりお電話を頂きました。沢山の品物を価格表示しホームページでも販売しているので、当店ではお譲りさせて頂く時に、売却頂く品物と似たような品物の販売価格と比較してお引き取り価格を決定しており、その事が気に入り安心してお電話を頂いたようです。ラインで写真をお送り頂き、同じような品物と比較して売却頂く価格を決定し、宅配でお譲り頂きました。
大田垣蓮月(1791年~1875年)の 掛軸 で、紙本 の大きさ約30×129cmの紅葉自画賛です。ご覧のように、少し折れやシミが見られますが、保存状態 の良い 逸品 です。大田垣蓮月は京都生まれの著名な作家の女流歌人で、幼い頃より和歌と書に優れていたと言われています。33歳で出家し、尼僧として上加茂神光院に住み、自作の歌をしたためた 陶器 を売って生活をしていました。細い線で優しく 繊細 に書かれた美しい 墨蹟 は 愛好家 に人気が高く、高値でお引き取りさせて頂きます。特に、大田垣蓮月が賛、富岡鉄斎が画を描いた合作はたいへん人気があり、高価買取対象作品です。また、自作の歌を彫刻した「蓮月焼」の急須や茶碗なども有名で、高く評価されております。
現在では殆ど見られない非常に珍しい品物をお譲り頂き、当店にとっては店飾りにもなり有り難い買取になりました。