茶道具売却依頼で抹茶道具の棗を寝屋川より来店頂きお譲り頂きました。
売却例の説明
昔単身赴任でお勤めされていた頃京都の祇園骨董街の近くに住んでおられて、その頃は抹茶道具に趣味を持たれ、その頃集めておられた 茶道具 だと話され、現在では大阪の寝屋川にお住まいですが、京阪電車で当店まで30分程でお持ち頂きました。最近では趣味も無くなり売却したいので、専門の骨董店の方が安心出来ると考え、専門の骨董店を探し、当店に売却して頂こうと来店頂いたようです。
川端近左の茶道具の 棗 で、大きさは約7×7cm、綺麗な蒔絵が施されており、内側も美しい銀地です。瑞雲とは仏教などで、おめでたい兆しとして出現する、紫色や五色の珍しい雲の事で、お正月によく使用されます。この作品は 保存状態 も良く、綺麗な 逸品 で蒔絵も丁寧に施され、昔の 職人技 が冴える 名品 です。しかし、最近ではコロナ禍で抹茶道具は人気が無く、この作品の買取価格も十万円まででしょう。
作者の川端近左は、江戸時代から二百年以上続く漆芸界の著名な作家です。木地作りから加飾まで行い、蒔絵や 螺鈿 細工を得意とし、繊細 で煌びやかな逸品は高価買取させて頂きます。このような各お 家元 宗匠のお好みの名品も人気があり、お茶会では高く評価され好まれます。現在は六代目で、多彩な 漆芸 作品を創作し数多くの 名品 を生み出しています。(No.9)