骨董品売却依頼で、伊藤若冲の水墨画や茶道具を宅配で福井県越前町よりお送り頂きました。
売却例の説明
このお宅は先代がお亡くなりになれ、遺品整理ではありませんが、残った 諸道具 を整理されていて売却したいと思われ、インターネットで当店のホームページをご覧になりお電話を頂きました。福井県のお客様で、近くには今庄そば道場があるぐらいで、古美術骨董店らしきものも無くと話されておられ、その後LINEで写真をお送り頂き、水墨画 や 煎茶道具 を拝見させて頂きましたが、そのうちの面白い品物で、高価でお引き取り頂ける逸品だけをお譲り頂きました。やはり売却される方は、価格の高い品物を売却されるので、安い品物は自宅に飾ったり、記念に置いとかれたりされるお宅が多くあります。
偶然ですが伊藤若冲の簡単な牡丹図がありお譲り頂きました。こんな簡単な作品でも、伊藤若冲の逸品のなかには売却頂く価格が百万円近くの作品も多くあります。この作品は紙本に水墨で描かれており、大きさは46センチ×28センチで掛軸になっております。伊藤若冲と言えば江戸時代を代表する画家で、鶏の図を思い浮かべますが、このような逸品も残しております。伊藤若冲は18世紀を代表する日本画家で、極彩色の花鳥画とユニークで大胆な構図の水墨画を得意とし、若冲らしい極彩色画の 名品 は、買取価格が数千万円の作品も多くあります。
伊藤若冲は、美しい色彩と 細密 な描写を特徴とし、鶏・鳳凰・草花・魚介類などの動植物の姿を生き生きと躍動的に描く、独自の 画風 を確立しました。若冲の筆致を、より鮮明に際立たせる技法の一つが極彩色画に用いられた、裏彩色の 技法 で、色艶やかな世界を創り出しました。特に鶏の絵を得意としており、贋作 も多くありますが、本物の肉筆画は、高価買取対象です。極彩色の 花鳥画 や、ユニークで大胆な 構図 の水墨画などは特別高価にお譲り頂けます。(No.90)