三重県伊賀市より車で観光に来られ、ついでに骨董品売却依頼で骨董品や茶碗をお譲り頂きました。
売却例の説明
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先日は遠方より足をお運びいただき、誠にありがとうございました。観光はお楽しみになられましたでしょうか。来店頂き、いろいろな 諸道具 をお持ち頂き拝見させて頂きました、その内数点の古美術 工芸品 を買取させて頂きました。どんな 骨董品 や 茶道具 でも素人の人にも納得していただくよう説明しておりますので、ご安心してお持ちくださいませ。お客様の好みやその時代の人気により、買取価格も変動しますが、宜しくお願い致します。このお客様は三重県の青山ガーデンホテルの近くのお客様ですが、このように祇園観光に来られる前にインターネットで調べられて、売却のお客様やお買い求めのお客様によく来店頂きます。
この茶碗は江戸時代より続く七十四代朝日豊斎の作品で、朝日焼独特の味の有る 逸品 で、近年の作品では 名品 と言っても良い作品です。形や色合いも良く、滑らかな手触りで、朝日焼ならではの艶が奇麗な逸品です。保存状態 も良く、蓋裏には、裏千家お 家元 の十五代の鵬雲斎が極めを書かれており、朝日焼のなかでも出来の良い逸品です。朝日焼は、お茶文化の中心地として知られる京都・宇治にある 窯元 で、長い歴史を誇る「遠州七窯」のひとつとされています。
朝日焼は、お茶文化の中心地として知られる京都・宇治にある 窯 元です。宇治川をはさんで平等院の対岸、朝日山の麓にあります。今から約四百年前の桃山時代から江戸時代に変わろうとする慶長年間に朝日焼初代陶作が窯を築き、千利休が 茶の湯 を大成し、同じく茶人の小堀遠州が活躍した時代です。初代は遠州より窯名の「朝日」の二字を与えられ、それが「遠州七窯」のひとつとされています。江戸時代初期、「宇治茶」と「茶の湯」の発展と共に朝日焼は盛期を迎え、初代から三世陶作にかけて 茶碗 や 水指し などの 茶道具 が大名、公家、茶人に珍重されてきました。