骨董品売却依頼で、高僧の水墨画をお譲り頂きました。
日本は狭い国ですが、地方独自に伝わった作品が沢山残っております。このお客様も 仏画 や高僧の書画の 愛好家 で、この地方独自の作品を好んで収集されていたようです。日本人は 茶の湯 や禅語が好きで多く残しており、高僧の水墨画の コレクター も沢山おられます。今回の買取は骨董品や茶道具は少なく、この様な 数寄者 の掛け軸や巻物で、楽しい売却依頼となりました。白隠禅師の 逸品 は茶の湯や 高僧 の 墨蹟 で、現在でも人気があります。このような小品の作品でもお譲り頂く価格が数十万円の品物が多くあります。
この白隠禅師の作品は力強さに少し欠けますが面白い 図柄 なので紹介します。紙本 に水墨で描かれた 掛軸 になっており、大きさは約33センチ×約16センチの文珠大士の図です。白隠禅師の作品は、民衆へ仏の教えを伝える手段として描かれた一見ユーモラスで軽妙、かつ大胆な書画はたいへん人気があります。現実の肉体を超越した精神の限りない気高さを表象しており、国内外での評価も高く、高価買取対象作品です。
祇園の街は、昔から「一見さんお断り」で有名な街で、日本はもとより世界各国の 著名 人が集う街です。古美術やかたは、そんな祇園の中心の祇園骨董街に位置する 老舗 骨董店です。