骨董品売却依頼で、茶道具の茶壺を岡山県の鬼ノ城の近くまで出張させて頂き、お譲り頂きました。
お客様の声
主人の実家は、昔に建てられた別荘を持っておりましたが、老朽化が進み、今回処分することになりました。なかなかの大きな建物で、特に、主人の大叔母にあたる人がお茶の葉を販売しておられ、その時のいろいろな道具が運び込まれ残っておりました。古いものが多いのであまり価値が無いかと想像しておりましたが、全て引き取って頂き本当にありがとうございました。こんな物が買取って頂けるとびっくりしましたが、とても丁寧に対応して頂き、ありがとうございました。岡山県総社市の鬼ノ城の近くに自宅があり、遠く離れた老舗骨董店にお願いして、出張して頂き悪かったと思いましたが、正解だったねと主人とも話しています。
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売却例の説明
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日本の骨董文化は 茶の湯 が元になっており、日本独自 の 抹茶 や海外より伝わった煎茶の文化があります。主に抹茶は 家元 制度があり、家元が作られたり、書かれたりした作品は高価に取引されています。茶道具のなかでも最近では煎茶道が人気があり、中国茶と同じ道具を使い、中国美術 のなかに日本の煎茶道具も入っています。このような 茶壺 は 煎茶道具 で使われ、アジアでは中国茶の保存に使われており、人気があります。今回は偶然茶壺を売却頂きましたので、先に紹介させて頂きます。
昔の骨董品の錫製の茶壺や茶筒は密閉性が高く、茶葉の保存には最適とされています。この 逸品 は、 保存状態 の良い茶壷で、大きさは高さ30cm程です。蓋や中蓋も変形してなく、スムーズに蓋が出来ます。薩摩の偉人、大久保利通公が愛用していたと言われている錫製の茶筒の中に残っていた百年前の緑茶も、味や香りがいささかも損なわれていなかったというエピソードが残っています。中国茶の世界では、中国美術で錫製の茶托や 諸道具 が非常に人気があり、大きな錫製の茶壷は高価買取させて頂きます。陶器 の茶壷では、唐物、和物、島物、京焼 があり、唐物は呂宋(るそん)、南洋、中国物など、和物は鎌倉時代から瀬戸・祖母懐物があります。