骨董品売却依頼で、茶道具の茶壺をお譲り頂きました。
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日本の骨董文化は 茶の湯 が元になっており、日本独自 の 抹茶 や海外より伝わった煎茶の文化があります。主に抹茶は 家元 制度があり、家元が作られたり、書かれたりした作品は高価に取引されています。茶道具のなかでも最近では煎茶道が人気があり、中国茶と同じ道具を使い、中国美術 のなかに日本の煎茶道具も入っています。このような 茶壺 は 煎茶道具 で使われ、アジアでは中国茶の保存に使われており、人気があります。今回は偶然茶壺を買取させて頂きましたので、先に紹介させて頂きます。
昔の骨董品の錫製の茶壺や茶筒は密閉性が高く、茶葉の保存には最適とされています。この 逸品 は、 保存状態 の良い茶壷で、大きさは高さ30cm程です。蓋や中蓋も変形してなく、スムーズに蓋が出来ます。薩摩の偉人、大久保利通公が愛用していたと言われている錫製の茶筒の中に残っていた百年前の緑茶も、味や香りがいささかも損なわれていなかったというエピソードが残っています。中国茶の世界では、中国美術で錫製の茶托や 諸道具 が非常に人気があり、大きな錫製の茶壷は高価買取させて頂きます。陶器 の茶壷では、唐物、和物、島物、京焼 があり、唐物は呂宋(るそん)、南洋、中国物など、和物は鎌倉時代から瀬戸・祖母懐物があります。