祇園観光のついでに骨董品売却依頼で来店頂き、広島県のお客様に平櫛田中の作品をお譲り頂きました。
売却例の説明
このご主人が結婚された時、長男なのでお爺さんが、代替わりの記念にと貰われた平櫛田中の作品だと話され、品物を持って来店頂き、拝見させて頂きました。「自宅は廿日市の厳島神社の近くの明治時代から続く 商家 で、お爺さんも骨董古美術が好きで、お爺さんのお気に入りの作品でしたが、最近では趣味も無く、売却しようとホームページを見て、祇園骨董街のなかでも古美術やかたさんに来ました」とも話されておりましたので、ゆっくりと、それらの品物について説明して頂きました。「お爺さんがいかに文化や歴史、芸術に精通していたかよく分かり驚きました。昔のアナログ時代の 逸品 の素晴らしさを知ることが出来、感謝しております、有難うございました。」とお喜び頂き、買取させて頂きました。
この作品は高さ約30センチ、横幅19センチの逸品で、昭和39年、頃作られた作品で、長寿の平櫛田中の作品ですが、晩年 の作品と言って良い 名品 です。色彩も豊かで、このような人物像は珍しく、買取価格も数百万円でお譲り頂きました。平櫛弘子さんの 鑑定証 も付いており、保存状態 も良く、背面には 銘 も刻まれておりしっかりした作品で、さすが著名な作家の平櫛田中と思わせる、上手 の作品です。(No.660)