骨董品売却依頼で出張させて頂き、茶道具や一行書の掛け軸をお譲り頂きました。
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お引越し予定で親戚の家を整理されており、ご親族の方が収集されていた 美術品 や 古道具 などが多数あり、一度見て頂き、思っているような買取価格なら売却したいと手伝っておられる方から電話を頂き、出張させて頂きました。長年放置されていたようで、埃だらけの裸の品物や段ボール箱やミカン箱に詰め込まれた品物がたくさんありましたが、仕分けし、一点一点買取り価格を付けさせて頂きました。お客様に「納得して売却できます」と喜こばれて売却頂きました。そのなかでも保存状態も良く、綺麗な 茶道具 の 掛軸 なので、先に紹介させて頂きます。
裏千家の著名な作家で、鵬雲斎宗匠が書かれた自筆の 一行書 です。茶掛けの中でも一番大切な一行書で、さすがと思わせる筆使いで、立派な 逸品 です。保存状態 も良く、シミや汚れも無く、現状のまま使用できる一行書です。「松樹千年の翠」の禅語の意味や季節は、年月や季節に左右されず、美しい緑を保ち続ける松。移ろいやすい世の中の移ろうもののみに目を奪われて常住不変の真理を見失うようなことがあってはならないことの意。この語は禅語の一つで、茶掛け としてよく親しまれ、おめでたい句として茶席の書画として使われています。
鵬雲斎宗匠は、裏千家十五代お 家元、大正十二年(1923)生まれで、現在は大宗匠・千玄室と称されております。また京都大学大学院特任教授・大阪大学大学院客員 教授 として、伝統芸術研究領域における指導に当たられております。