茶道具売却依頼で、熊野那智大社と同じ町内の方に写真を持って来店頂き、中国美術の煎茶道具を宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が15枚あります。くわしくはこちら
縦幅最大約 10cm 注ぎ口を含む横幅約 18.2cm
高さ約 10.5cm
ご高齢の男性のお客様でしたが、家の整理をされていて、一度見てもらいたいとのことでお写真を持って来店されました。当店に価格を表示して店頭に販売している品物を例に取り、詳しく説明して、買取価格を決定させて頂きました。その後ご帰宅されてからご自宅の和歌山県東牟婁郡の熊野那智大社と同じ町内にお住まいで、宅配でお送り頂きました。お爺さんが大切に愛好されていた 骨董品 や 茶道具 のなかの煎茶道具の 急須 だけに、保存状態 もたいへん良い 逸品 でした。面白い 中国美術 の急須を買取させて頂きました。
この作品は、中国茶で使われる急須です。日本の時代では昭和初期頃の中国製急須です。彩色の 朱泥 の急須で、底と蓋裏に印があります。綺麗な急須で、未使用品に近い 逸品 です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。
中国茶で使う急須なので、中国茶の種類の話も少ししておきます。中国茶のなかの一種類ですが、大陸産烏龍茶の巌茶(岩茶)のお話です。武夷岩茶は、福建省の北、世界遺産でもある武夷山で生産されます。ここは景観と文化の両面で 世界遺産 の指定を受けています。平均の湿度は80%以上で霧が多く、茶葉の生産にちょうど良く、武夷山の岩場や、山麓の土壌で成長しミネラル豊富な土壌と水に育まれた茶樹は力強い茶に仕上がっています。銘茶産地としての歴史が古くて、宋や元の時代には、皇帝への献上茶が作られ、尊敬と憧れの的で、最高の烏龍茶と言うような呼称で呼ばれる事も有ります。