骨董品売却依頼で税理士さんに紹介して頂き、鳥取県三朝温泉まで出張しました。茶道具の掛け軸を数点お譲り頂きました。
売却例の説明
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全体 縦幅約 129cm 横幅約 67cm
本紙 縦幅約 32cm 横幅約 58.5cm
税理士先生よりご依頼があり、相続されるお客様を紹介頂きました。鳥取県東伯郡三朝町のお客様で、三朝温泉の近くの大きな古いお屋敷にお住まいで、先代が大切にされていた数点の 骨董品 を査定させて頂きました。このお客様は先代が 水墨画 や 日本画 の愛好家であったと思われ、数点の 掛け軸 や 茶道具 の茶掛けの掛軸を拝見させて頂きました。他にも 諸道具 はありましたが、掛け軸や水墨画を主に買取させて頂きました。今回綺麗な茶道具の 茶掛け の掛軸なので先に紹介させて頂きます。
大徳寺 塔頭 の大橋香林(明治34年~昭和58年)の 逸品 で、 読みは「千秋楽」、横物、本紙は 紙本 です。表装は当時のままで、保存状態 も良く、非常に美しく素晴らしい掛け軸です。本紙もご覧のように、保存状態の良い 掛軸 です。合わせ箱に入っております。面白い 図柄 で、状態の良い昔の掛軸や茶席の書画、高僧の書画は買取させて頂きます。
茶の湯 は、禅語で精神統一や四季を現す 一行書 や水墨画が好まれるので、少し茶掛けの掛け軸の説明をします。精神を重視する自由で人間味に富んだ禅僧の書が好まれ、その書は、各人が自在に自己の人間性を表現するものであり、茶席に掛け、その深い禅味を味わい、自身の向上や主客の心を通わせます。禅と茶道、そして墨跡と茶道の結びつきに大きな役割を果たしたのが一休宗純で日本文化に禅思想の影響を与えた。茶道は室町時代以後、禅に精神的な拠り所を求め、茶人にとって参禅は不可欠なものとなった。やがて民間にも広まり、その後、茶道の発達にともないその表装も贅をつくすようになり、永く国民に珍重された。